試してみて成り行きを見守る『仕事は楽しいかね?』感想
デイル・ドーデン『仕事は楽しいかね?』を読んだ感想メモです。
「成功するためには、世の中の成功者の考えを学んで、目標と計画をしっかりと立てて人生を管理しなけれなならない」といったガチガチの考え方にとらわれているときに、「それじゃ成功できないよ」と別の考え方を教えてくれる本です。
計画を立てて、思った通りに成功できるくらい人生は簡単ではありません。
でも反対に、ちょっとしたところから成功できる可能性もあるのが人生です。
人生の途中で諦めないで、興味のあることを色々とやってみることが大事だと思いました。
遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る
目標とそこまでの計画を立て、決めたことを諦めずにきっちりとやることが大事だと言われるけれど、きっちりやれば成功できるわけでもありません。
学生時代は、「この課題をやれば、良い成績が取れる」といったような分かりやすい指標がありました。
しかし、「これをやれば成功できる」という明確な指標はありません。
仕事も偶然の連続だから、「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」と良いということ。
偶然や失敗がきっかけで商品やビジネスが生まれたという話を聞くことも多いです。
何が成功するか分からないから、今はダメでも決めつけては良くないと思いました。
素晴らしいアイデアを見過ごしている
「成功した人は素晴らしいアイデアを持っていてすごいなー」って思いますけど、もしかしたらすでに宇宙から素晴らしいアイデアをもらっているのに、気づかずに見過ごしているのかもしれないです。
確かに、日常生活で自分が困っていること、悩んでいることなど、もしかしたらそれが事業に繋がる可能性もあるのに、見過ごしてしまっているのかもしれません。
また、困っていることがあれば、私たちは問題を解決することに目を向けがちですが、問題と仲良くなることで素晴らしいアイデアになることがあります。
完璧とはダメになる第一段階
仕事上の失敗は、自分を試す機会です。ミスした経験から、それを防ぐ方法やツールのアイデアなど、新たな事業に繋がる場合もあります。
失敗を怖がりすぎず、試してみることに失敗はないので、色々やってみることが大切です。
「明日は、今日とは違う自分になる」毎日こう思うことができれば、1日1日何かしら学びのある日にできそうですね。