『HSPと発達障害 空気が読めない人 空気を読みすぎる人』感想メモ
今後のキャリアを考えるにあたって、自己理解を深めることが大事だとこれまでの失敗経験から実感しています。
私は内向的でHSP気質であるため、中学生の頃から生きづらく、「普通」から外れた人生を生きてしまいました。
転職やこれからの生活でできるだけ失敗しないように、HSPや発達障害について勉強しようと思います。
高田明和著『HSPと発達障害 空気が読めない人 空気を読みすぎる人』を読んだ感想メモを書いていきます。
専門職にたどりつけない
この本で紹介されていたケースで、まさに私の状態と似ていて共感できる思ったのが、「専門分野を出たのに専門職にたどりつけない」ケース。
総合職に就いたり、転職しても営業に回されたりして、自分に合った職種にたどりつけないという方の紹介でした。
私も、きちんと考えずに総合職に就いたり、簡単にキャリアチェンジした上に希望の職に就けないという失態をしてしまっています。
他人への無関心を武器に
発達障害の特性として、「他人のことは無関心である」ことが挙げられます。
この「他人への無関心」はデメリットではなく、武器にして「自分と他人を比較しない」人生を送ればいいと記載があります。
反対に、HSPは他人の目が気になるので、仕事を選ぶ際に「世間体、名の通った会社、脚光を浴びる仕事」を軸にしがち。
私の場合は、これまでは他人に無関心で突っ走ってきたけれど、世の中に適応するにつれて世間体が気になり出してしまいました。
しかし、興味のない仕事をし続けるのは性格的に難しいと感じるので、自分に合った仕事や会社を選ぶ必要があります。
「勝ち組」を目指す必要性
世の中、「強く」「より多くの金銭を得る人」が「勝ち組」とされていますが、それはネットやテレビの中のフィクションではないか?ということです。
誰からか言われたわけでもないのに、今の年収では負け組だとか思われてる気がして、自分が嫌になることがあります。
本で紹介されていたギリシャ神話の「イカロスの翼」は、「自分の能力以上のことを過信する傲慢さ」への警告を表しているようです。
「より高い年収」を求めて突き進んだ先に、身を滅ぼしてしまう可能性がないか、立ち止まって考えることも大事かなあと思いました。
自分の特性を理解して仕事を選ぶ
自分の特性を理解して、自分に合った仕事や会社を選ぶことが、長く仕事を続けていく上で重要だということですね。
本では「両親が医師だけど医師になれずにうつ病に」という例も記載されていて、私自身が鬱ではないですが同じ状況なので、他にもそんな人がいるんだと思えば、少し気が楽になる気がします。